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化粧品OEMについて

【シュリンクとは?】商品を守る透明フィルムの役割をOEMメーカーが解説

「シュリンク」という言葉を聞いたことはありますか?化粧品のボトルなどに密着している透明なフィルムを見たことはあっても、それが何のために使われているのかまでは知らない方も多いのではないでしょうか。シュリンクは、製品の外観を整えるだけでなく、商品を汚れなどから保護したり、未開封であることを分かりやすくしたりする役割を持つ包装技術です。今回は、シュリンクの仕組みや役割、きれいに仕上げるためのポイントについて、化粧品OEMメーカーの視点から分かりやすく解説します。
 
なお、本記事は当社YouTubeチャンネル「オリオンちゃんと丸わかり!化粧品OEMの世界」で公開した『シュリンクの世界』の内容をもとに、記事向けに再構成・加筆したものです。動画では、実際にシュリンク加工を行う様子や、経験者による仕上がりの違いもご覧いただけます。
 
■シュリンクとは?
シュリンクとは、熱を加えることで収縮するフィルムを利用し、容器や商品に密着させる包装方法です。化粧品では、ボトル全体やキャップ部分などを透明なフィルムで覆っている製品があります。あらかじめ製品にフィルムをかぶせ、熱を加えることでフィルムが収縮し、容器の形状に沿って密着します。化粧品だけでなく、ペットボトルのラベルなど、身近な商品にも幅広く使用されています。

 
■シュリンクにはどんな役割がある?
シュリンクは、単に商品をきれいに見せるためだけのものではありません。
 
主な役割として、外観を整えること、商品をホコリや汚れから保護すること、未開封であることを確認しやすくすることなどが挙げられます。フィルムが破れていないことで、開封されていない商品であることを視覚的に判断しやすくなるため、商品の「バージン性」を確保する包装としても活用されています。
 
■デザインにも活用できる「印刷シュリンク」
シュリンクには、透明なものだけでなく、フィルム自体にデザインを印刷したものもあります。印刷したフィルムを容器全体に密着させることで、シュリンクそのものを商品デザインとして活用できます。さまざまな色やデザインを表現できる一方で、収縮によって文字や模様が変形しないよう、位置や熱のかけ方を調整する必要があります。
 
■シュリンクはどのように加工している?
当社では、基本的にシュリンク加工用の機械を使用しています。フィルムをかぶせた商品をベルトコンベアに乗せ、熱風を当てながら通過させることでフィルムを収縮させ、容器へ密着させます。きれいに仕上げるためには、熱風の温度や風量、製品と熱源との距離、周囲の温度や湿度なども考慮して調整します。また、シワなどが残った場合には、ドライヤーを使用して手作業で仕上げを調整することもあります。動画では、実際のシュリンク加工の様子に加えて、初心者と経験者による仕上がりの違いも紹介しています。

 
■OEMメーカーがシュリンクを検討するときのポイント
化粧品OEMでシュリンクを採用する際は、シュリンク単体ではなく、容器形状や商品デザインとの組み合わせまで考えることが重要です。外観を整える目的だけでなく、商品の保護や未開封であることの確認、印刷によるデザイン表現など、どのような役割を持たせたいかによって適した仕様も変わります。商品コンセプトや販売方法なども踏まえながら、容器と包装を一体で考えることが大切です。
 
■まとめ
シュリンクは、熱によって収縮するフィルムを容器に密着させる包装技術です。商品の外観を整えるだけでなく、ホコリや汚れから商品を保護したり、未開封であることを確認しやすくしたりする役割があります。また、印刷シュリンクを使用すれば、商品デザインの一部として活用することもできます。オリジナル化粧品を開発する際は、処方や容器だけでなく、商品をどのような状態で消費者へ届けるかまで考えて包装仕様を選定することが重要です。